2012年8月21日火曜日

最近読んだ本

最近読んだ本は、この2冊。読書がお好きな方ならば、どちらもすでにお読みになっていると思います。先ず、先週読み終えたのが『ビブリア古書堂の事件手帖』三上延(メディアワークス文庫)。私は書店でこの本の帯を見て、そんなに評判がいいのならと期待して買いました。内容はというと、古本、それも私は買わないだろうと思える価値のある古書を手がかりに、表紙絵になっているうら若き古書店主・栞子さんが推理をしていくのです。古書に関する知識に疎い私にとっては、へぇ~?ほぉ~!という感じ。また古書を手がかりに私には予想もつかない真実を推理していく栞子さんにはただ感心するばかり。つまり期待どおり、今までにないミステリーです。
さて、今日読み終えたのが『天地明察』冲方丁(角川書店)。これも良い小説だと評判になっていましたよね。9月には映画が公開されるとか。そのせいか書店にはこの本がたくさん並べられていたのです。しかし読んだのはコミュニティセンターの図書室にあった本。なんだか難しそうで買おうとまでは思えなかった・・・・。でも読み始めたら久々にワクワク。歴史の教科書とテストでしか名前を見たことがなかった「渋川春海」に、心震えました。暦・天文・算学がこんなに密接な関係であったことにも改めて気づかされました。苦難を乗り越えながらも偉業を成し遂げていく人々を尊敬し、そのような生き方に憧れます。ところで私の好きな言葉の一つは「努めなさい」ですが、この本を読んで「精進」という言葉も好きになりました。

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